タイプーケットでおかまに財布を盗まれた話
むかしタイのプーケットへ旅行に行ったときの話。
初日にプーケットの空港からタクシーでビーチ沿いのホテルにチェックインしました。
南国特有の蒸し暑い空気がまとわりつく感じでした。
タイではどこの観光地でもバーが路面に面して並んでいます。プーケットでも道を歩くとそこらじゅうでバーが営業していて、昼からビールを飲んでいる観光客で賑わっていました。
観光客向けにカメレオンや猿・蛇と一緒に写真を撮ってくれるサービスがその時は流行っていました。他のタイの観光地では見なかったのでプーケット特有7日もしれません。
夜はビーチ沿いのシーフードレストランがオープンして、従業員が客引きしてきます。好きな魚やカニを選んでそれを調理してくれるスタイルですが、値段が高くて諦めて屋台で食事しました。
そのビーチには有名なディスコがあり、覗いてみました。中にはあまり人が入ってなく盛り上がっていませんでした。時間が早かったようで、夜中の12時をすぎるともっと多くの人で賑わうようです。
ディスコからホテルに歩いて向かっていると、ほとんど人の通りがないです。
街灯もなく暗い道を歩いていると2人組の女の人が道で立っています。近づくと身体も大きく、声も低いのでLadyBoy?おかま?女装した男性?だとわかります。
通り過ぎると急に2人組のひとりが抱きついてきました。そちらに気を取られているともうひとりが背中側でなにかしています。
少し抵抗すると、急にふたりとも離れていきます。そのまま離れていこうとしますが、カバンをチェックすると財布がなくなっているのに気が付きました。
とりあえず二人の腕をつかんで財布を返すようにいいますが、「自分たちは盗んでいない」「知らない男が走って逃げていった」などと言います。
2人が盗んだのは確実なのですが、そういうシチュエーションに遭遇すると心臓はバクバクして頭がうまく働かなくなります。興奮して簡単な英語でさえ出てきません。
二人は財布がそこに落ちてたと言って、財布を出してきました。
とりあえず取り返して中を確認して、全額あることを確認しました。
その間に2人はどこかに行ってしまったので、それっきりです。
結果的に被害はなかったのですが、教訓としては
- 貴重品が入っているとすぐにわかるカバンはもたない
- ズボンの後ろポケットに財布をいれない
- クレジットカードは持ち歩かない
- 必要以上の現金を持ち歩かない
- 面倒でもホテルのセーフティボックスを使う
- 現地のお金もまとめて持たず、分散して持つ
海外では旅行者をターゲットにしたスリもおおいので、注意しましょう